大いなる幻影(1937)
監督:ジャン・ルノワール
出演:
ジャン・ギャバン
ピエール・フレネー
エリッヒ・フォン・シュトロハイム
ディタ・パルロ
ジュリアン・カレット
第一次大戦のさなか、マレシャル大尉(フレネー)は敵情視察に飛び、ドイツ軍の捕虜となる。下町の機械工だった中尉と貴族出の大尉ではなにかと溝があり、収容所で一緒になった連中とも打ち解けないままに、脱走計画が企てられ、一同は団結するのだが…。
映画を見て驚いたのは、これこそ「第17捕虜収容所」や「大脱走」の原型だということ。それにこの映画の良さは、ボアルデュ大尉とのラウエンシュタイン大尉は共に貴族階級の出身であることから奇妙な心の絆が生じ、落日を迎えつつある貴族階級の二人の決して表には出せぬ友情ともいえる関係にあり、この絆がラストに生かされる。